【鬱状態】「私、うつかも?」会社に行けない、行きたくない

鬱(うつ)

いつもアホみたいなことをつぶやいたり、
ふざけた記事を書いたりしているモリチガと申します。

私、心療内科(メンタルクリニック)に通っている「うつ状態」の会社員です。

全然、信じてもらえませんけど……。

このブログの他の記事を見てもらったらわかるのですが、
「うつ」とは無縁そうな人間です。

こんなやつでも、うつになります。
ええ「うつ」連呼です。

うつ! ウツ! 鬱!

この記事にたどり着いた方は、「うつ」に対して何かしら気になることがあるのだと思います。

私は医者でもカウンセラーでもないので、医学的根拠は1つもありませんが、
自らの「うつ状態」がどんな感じなのかを書いてみます。

それで、誰かのなにかに役に立ったら幸いです。

今回の記事は、いつもより真面目に書きます……。

たぶん💦

「うつかも?」と思ったら、心療内科に行きましょう

はい、いきなり結論です。

風邪を引いたら、内科や耳鼻科、呼吸器内科……などに行きますよね?
それと同じです。

「うつかな?」と思った時点で、心療内科に行ってください。

看板の書き方は色々だと思いますが、

  • 精神科
  • 心療内科
  • メンタルクリニック

と書いてあったら、メンタルクリニックが、なんか一番ハードルが低い気がする。

私は、そう思ったんです。

なんか、カタカナでごまかされている気がするんですよね。
※いい意味です。

行きやすそうなところに行ってください。

ただ、地方に住んでいると、心療内科って探しにくいのでは?と思います。

少し人口の多い都市に足をのばせるようだったら、そこで探してみてください。

地方(近隣住民の交流が多いところ)だと、心療内科に行ったということが、秒で広まると思いますので。

私は都内で一人暮らしなので、病院もたくさんありましたし、家族にも秘密にできました。

今は、実家の家族に自分が「うつ状態」と打ち明けていますが、ずいぶん時間がかかりました。

私が心療内科に行くことになった最初の理由

ぶっちゃけ、人間関係です。

人間関係大事だよね……

友達と同じ職場になったことから関係が崩れ、社内で圧を感じ始めました。

友人をAさんとしましょうか。
そのAさんと私が友達だというのは、社内の人は結構知っていたのですが、
あまりにもAさんの態度が冷たいので「本当に友達なんだよね?」と何度か尋ねられたことがあります。

まあ、自他ともに認める変な関係でした。

それで、悩みに悩んで、自信を無くして。
自分がなんて役立たずなんだろう……って思うようになって。
いつしか、会社のそばまで行くと、足が震えるようになりました。

仕事をしていると、恐怖に肩も震えます。
動悸もひどい。

本当に怖かった。

しかも、Aさんは仕事がめちゃくちゃできるので、言うことはすべて正論。

社内でも、他人に対して厳しいことで有名でしたが、自分に対する態度はもっと厳しいなと思っていて。
私以外もそう思っていた。

社内に友人がいなかった私は、病院に行くことにしました。
(※やがて、友人はできたのですが、それはまたの機会があれば)

うつで通院し始めたときのことなど。

最初は、ペーパーテストみたいなのをやって、高ストレスだと言われました。

うつ病まではいかないけど、「うつ状態」で、このままいけばうつ病になるって言われた気がします。

うつ状態って何!?

医師に色々と話を聞いてもらいました。
私はこの時、医師に1つだけお願いをしました。

「どうしても、薬だけは飲みたくない」

薬を飲んだら、本当に病気だ

そういう気がしていたのです。
「抗うつ剤」にめちゃくちゃ抵抗がありました。

先生も、それは理解してくれて、次回からカウンセリングを受けることに。

でも、カウンセリングって、胡散臭い。

当時の私はそう思っていました(ごめんなさい)。
でも、実は…私には、カウンセラーの友達もいて、仕事の話はよく聞いていたので、とりあえず受けてみようと思いました。

翌月からカウンセリングを始めました。
そして、多分、二度目のカウンセリングの時。

情緒不安定すぎて、カウンセラーさんから
「薬を処方するように先生に頼みましょうか?」と言われました。

もちろん、私が薬を飲みたくないと最初に言っているのはご存じだったのですが、
あまりにもヤバかったんでしょう。
正直、私も、頭の中がぐちゃぐちゃで、思考も整わなくて、涙も止まらないし。

この苦痛から逃れられるなら、薬飲む……って思ったんですよ。
藁をも掴む気持ち……?

とにかく楽になりたかった。

だから、私は、薬に手を出した(←色々、意味おかしいぞ)

SSRIを服用し始めてからのことなど。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を飲むことになりました。

なんか、よくわからないけど、
セロトニンの働きをよくして、意欲を高めたり、憂鬱な気分などを改善する薬らしい。

私が処方されたのは「レクサプロ錠」
最初は、10mgの半分から。

レクサプロ SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

2週間様子をみて、副作用などがひどくなければ続けるということでした。

私は、芥川賞作家の絲山秋子さんの日記や本を読んでいたので、薬がどんなものなのか、一人で勝手に妄想していました。
(詳しくは絲山さんの本を読んでください)

2週間ほど服用してみて特に問題なさそうだったので、10mgでしばらく続けることに。

薬があう、あわない、は結構あるあるらしい。
というのも、絲山さんの日記などで知ったことで、不安極まりなかったけれど、飲んでみると私にはあっていました。

が。

今現在、ネットで調べると、製薬会社が公開しているPDFに、めっちゃ怖いことが書いてありました。
薬を飲むリスクってこれなんだな、と、今ならちょっと冷静になれます。
興味があったら、ググって探してみてください。

さて。

薬を服用するうちに、なんとか落ち着いてきたのですが、
それに伴い「意欲・情熱」というものが薄れました。

感情が高ぶったり落ちたりしない代わりに、常に、ローにギアが入っているっていう状態。

ローにギアが入っているっていう状態

だから、まあ、何をしてもつまらないですよね。

これまで好きだったものに興味が持てなくなる。

私はもともと、好きとか萌えとか、そんな感情を原動力にして、常にギアをトップに入れてアクセル踏みっぱなしで生きてきたので。

こんなテンション低い状態があるんだな、となんだかとても不思議だし、気持ち悪かったし、本当に本当につまらなかった

でも、今までの状態だと、喜怒哀楽が激しいので、結構疲れる人生ではあった。

薬のおかげ(?)で、一喜一憂することもなくなり、平和と言えば平和でした。

感情のコントロールというよりは、オールウェイズ低空飛行

しばらくすると、他社から引き抜きの話が来て、会社を辞めることになりました。

「ああ! この環境から逃れられる!」

そう思ったら、回復していきました。
会社を辞めるころには、薬の服用も終わりました。

本当の悪夢はここから始まった。

転職先は、前職の取引先。

仕事の現場で何度も会ったことがある人が社長。
その人からの引き抜きでした。

しかしながら、この人、外面良すぎて、見抜けなかった。
人間として最悪だということを。

どのぐらい最悪かというと、
マナブさんの「関わってはいけない人」をフルコンプする強者。

それに気付いたのは入社2~3か月ぐらいだったでしょうか。

結構早かった。

その社長に恫喝されて、見事に再発です。

身体は震え、涙はとまらない。
動悸もあって、思考は停止。

もうダメだと思いました。

結局、通院を再開して、抗うつ剤を再度処方してもらって、カウンセリングも再び。

不眠にもなってしまい、
眠れるように「ロフラゼプ酸エチル錠」が処方されました。

「ロフラゼプ酸エチル錠」ベンゾジアゼピン系抗不安薬

これ、1錠出ていたけど、あまりにもぐったりしてしまうため、途中から半分にしてもらって、ちょうどよい感じになりました。

「ロフラゼプ酸エチル錠」は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬。
不安や緊張を和らげる、心理的な要因による体の不調を改善する、入眠を助ける薬です、と薬袋に書いてある。

で、また、今ググってみたら、重大な副作用にとんでもないことが書いてあったので、ビビっています。

新たに処方された薬を飲んで、少し落ち着いても、
朝、起きたら動けないし、会社にだって行きたくない

でも、行かなきゃいけない。
朝、家を出てしまえば、なんとか夜までもつんですよ。

それが、超絶、苦痛でした。

他には……極力、電車は使いたくなかった。
だって、線路を見たら、飛び込みたくなるかもしれないと思ったから。

正直、前の会社の苦痛より、はるかに重篤な症状です。

家に帰れる時間も時間(午前は当たり前)なんですが、それでも働かないと自分の仕事が終わらない。
働いても、自分の仕事は面白いほど積みあがる。

それを訴えると「どこがどう忙しいのかさっぱりわからない」と言われる始末。
その理由は「俺は、同じように〇〇作ってたけど、そんなに時間かからなかった」とのこと。

それは、お前が投げっぱなしの仕事を周りの人が黙ってフォローしてんだよ。
いい加減分かれよ。

クソが!

まあ、今思うと、そんな感じです。

しかし、当時は誰にも相談できず、開き直ることもできず。

本当に病んでしまって、めちゃくちゃつらくて、入社半年でやめようと思うようになりました。
で、入社1年後には、辞めると決心し、今、2年ちょっとすぎたところです。

なげぇな……。

なんで辞めないかというと、自分が担当している企画があるからです。

社外の人とのつながりがあるので、なんとか最後までやろうと踏ん張れています。
それがなかったら、とっくに辞めてます。

辞めると思ってからは、少し心が楽になりました。

私より後に入社してきた子たちが、私と同じように思っているから、というのもあります。
相談できるというか、愚痴を言い合える仲間ができました。

愚痴を言い合うのは無駄っていう人いますけど、わりと役に立ちますよ。
精神の安定を図るという意味で。

ただ、楽になっても社長は変わりませんので、やりたい放題やってくれています。
会議中に恫喝されたこともあります。
それで泣くと「なんで泣いているのかわからない」とも言われました。

クソが!

まあ、こんな人なので、仕事ができるはずもなく。
その証拠に、彼が企画・プロデュースしているものは、軒並みグダグダです。
赤字です。

ざまぁ!

そんなこんなで、私はもう、この会社で得られるものは何もないと判断したので、会社員を卒業しようと思いました。

20年会社員をやっていて、よかったことはいっぱいありますけど、悪かったこともいっぱいある。

だから、もう、私は会社員にはなりたくない。
でも、やらない方がよかったとは言わない。

会社ありがとうね。

私、おつかれさま。

あとちょっと、がんばろう。

心療内科に行くメリットは「保険適用で、めいっぱい愚痴れる!」

は? どういうこと?

なぜ?

と、思った方。
よく考えてみてください。

なんと!

心療内科では、泣いても怒っても、崩れ落ちてもいいのです。
訳が分からないことを口走ったところで問題ナッシング。

さらに「保険適応!」

わ~お! お得💖

友達に相談したところで、困惑させるだけ。

私は、友達に「うつ」を理解してもらえず、精神論を並べられ、説教されました。
あれは、もう、人生最大の教訓で、相談する人は選ばないといけないなと思いました。

なので、安易に友人に相談せずに、心療内科に行きましょう。

結構、普通です。
というか、本当に、普通です。

お姉さんも学生さんも、サラリーマンも、老若男女が集う場所。
私のようなオタクも通院しています。

通院するには、注意も必要。

先生との相性、カウンセラーとの相性、薬との相性、があります。

特に、先生が信用できない場合は、次の予約は取らずに、しばらく考えて違うところを探してみてください。

私は、運よく、1回目で自分に合う病院が見つかりました。
とても幸運でした。

カウンセラーさんにも、本当に感謝しています。

途中で、最初のカウンセラーさんが退職されることになって、違う方に変更になったのですが、大丈夫だった。
安心して話せるし、いつも、カウンセリングで爆笑してしまう。

病院を選ぶときは、インターネットで評判を見てもいいと思いますが、それでも感じ方には個人差があります。
そこは自分の直感に従った方がいいと、私は思います。

「私、うつかも?」のまとめ

身体や思考に問題が現れたら、一度、心療内科に行ってみることをおすすめします。

最初は抵抗あるかもしれませんが、
ここまでの内容を読んでいただいたら、ちょっとくらい、ハードル下がっているのでは……。
(下がってなかったらごめんなさい💦)

  • 震え
  • 動悸
  • 不眠
  • めまい
  • 何もないのに涙
  • 考えがまとまらない

私は、こんな症状が出ていました。

結果、行ってよかったです。

「わ~ん! 会社嫌い! 行きたくな~い!」っていう感じなら、
ひとまず、友達に愚痴をこぼしてお酒飲んで様子を見てみてください。

体に何らかの変化が現れたら、通院を考える……という感じかなと。

苦しい気持ちを自分の中に閉じ込めておくのは、つらいです。

心療内科は「お金を払って愚痴を聞いてもらうところ」って思えば、少し通いやすくなりませんかね?

うつは、心の風邪……ではありません。
私はそうでした。

あんなもん、自然治癒しねぇぞ……!

うつは、脳の問題なので、気力や精神力でどうにかしようと思わず、専門医に相談を!